宮本浩次 my room の感想とか
『フジファブの志村さんから心変わりしたのか?』と言われたらそうかもしれない…。
でも私は熱しやく冷めやすい性格、いつまで宮本宮本いっているかは分からない。
志村さんは永久欠番なので、そこは変わらないと思う。
気まぐれにエレカシ35thライブに行き雷に打たれたような衝撃を受け、そこから35年分の楽曲を聴き漁る毎日。ほぼ自分の年齢を遡っているような、90年代の世間の空気感なども思い出しながら、いつ何をリリースしたのか、調べている最中。
YouTubeで転がっていたトッ⚪︎ラ⚪︎ナーとか、タモリ倶楽部で古地図散歩してる動画はかなりのお宝だと思う。
今年もお誕生日ライブをするらしいと、会場は1万2000人規模のぴあアリーナMMで独演会だとTwitterで聞きつけ、行ける圏内なのでチケットに応募した。結果は、一般×ファミマ枠×立見⚪︎と、何とかギリギリ滑り込みだった。2回落選して自分でもびっくりするくらい落ち込んでいた。どうやらソロの人気は今最高潮のようだ。
見たくてもチケットを取れない人がいたっていうのは悲しいよなぁ、身体引き裂かれるような感じ、リアルタイムで配信をして欲しかった。
で、一昨日行ってみてどうだったのか、書きながら思い出したいと思う。
2度目の生宮本さん。
立見なのでかなり遠目、実物は爪くらいの大きさかな。
前回見た時かなり近かったので肉眼で見えてたのだけど、今回はオペラグラス大活躍。
声は、もう調子バッチリ。バッチリなのだが、何かもの足りない。何故だろう?
前回は完全に空気に飲まれたのだが、今回は遠目でソロだったからなのか?
ギターの弾き語りも、テレビ出演していた時よりも上手になっているような気がする。キメるところはキッチリしていて、すごく練習したんだろうと想像出来る。イヤモニを外したり付けたりするのは、ちょっと気になってしまったけど。
弾き語りではない楽曲の打ち込みの音もかなり綺麗だった。
セットリストも非常にバランスがよかった感じ、バンドの曲も入っているのが良かった。
曲数数えたら、アリーナツアーと同じ曲数(28曲)で、凄すぎる…。
ぜひ生で聴きたかった「夜明けのうた」も聴けたし、「部屋」も聴けたし、
「こうして部屋で寝転んでるとまるで死ぬのを待ってるみたい」、
「OH YEAH!(ココロに花を)」
は、懐かしいナンバーでバンドでも多分あまり演ってないと思われ、かなり感激してしまった。
帰り道、頭の中でずっと”こうして部屋で〜♪”がループしてた。
ソロ曲で会場はかなり盛り上がっていた。手の振りがついてるみたいだった。お客さんの思いが黄色い声と共に、手の振りに込められているようだった。
宮本さん、ルックスも57歳とは思えないのよね。
昔から可愛いし格好良かったけど、細身で鍛えるところは鍛えられてて、かなりいい感じに歳を重ねられている。声は枯れるどころかむしろ出ている。
第一部で履いていた、革のズボンがピチピチなんだけれど、もうその細い脚が美しくて、色気があったなぁ。おじさんのはずなんだけど、何か美しいものになってきてる感じ…。
最の高なライブだったんじゃないか?
なぜ私は物足りなさを感じているんだろう…?
宮本さんは格好いいし、可愛いし、ういーって水を酒のように飲んでるし。
ソロはやりたいことをやってます!!って、とても分かりやすい。
でもエレカシの時は、なんかとてもアンビバレントっていうか、宮本浩次っていう一人の創作の移り変わりがすごくて、緊張感もすごくて、怖くて、本気なんだなぁって。
メジャーな曲も沢山あるのに、最後に「待つ男」を演奏されると、全部吹っ飛んでしまうというか、感情が殴られるような衝撃を受けた。
ソロだって本気なのだろうし、歌謡曲っぽいのを歌うのも良いじゃないって素直に思う。
歌の上手さを伝えらているし。
私は宮本さんのルックスにやられた訳ではなかったということか?
音楽スタイルにやられていたのか。殴られたかったのか…?
でも今回のライブ行けなかったら落ち込んでいたに違いない訳で、
感情は先が読めないから嫌になってしまう。
書きながらも、見てきた記憶が曖昧で捕らえられないまま消えていく…。
2時間40分立ちっぱなしで疲れたからと言って、当日書き留めておけば良かった。
#宮本浩次
#音楽の話